九州クルマ旅 その3

2日目が今回の旅のハイライトになるはずであります。
初日になぜ下関に泊まったかというと、そこが長距離ドライブの限界だと思ったからです。
宝塚から下関まで高速道路で6時間かかります。
途中休憩を入れると、私の場合7〜8時間かかります。
ほとんど1日仕事となるのです。

下関のホテルには、なんと晩ごはんを食べるレストランがありませんでした。
夕食を食べるレストランがないなんて初めての経験です。
外で食事するお店を書いた地図を渡されたのですが、もし正月などにホテルに泊まっていたら、食べるところがないかもしれません。
ただし朝食はブッフェスタイルで用意してあり、美味しく満足しました。

早朝にホテルのまわりを散策しました。
歩いていると日清講和記念館と春帆樓が出てきました。
日清戦争講和条約の話し合いを下関の「春帆樓」で行ったことは知っていたのですが、そこが今も隆々と営業していることを知り驚きました。
老舗中の老舗ですね。

日本の全権大使の伊藤博文は、清国の同じく全権大使である李鴻章との交渉に下関を選びました。
関門海峡を“しょっちゅう”行き来する日本の軍艦を相手国の全権大使に見せることで、相手にプレッシャーをかける意味もあったようです。

日清講和記念館の隣に赤間神宮がありました。
そこには壇ノ浦の戦いで、入水して亡くなった安徳天皇がお祭りされています。
中には平家一門のお墓もありました。
安徳天皇のお墓は全国各地にあるそうで、入水したのが本物の安徳天皇かどうかは分かりません。

が、いずれにせよ「幼児の頃に亡くなったことは間違いがなさそう」と、あるスピリチュアル能力を持った人の本で読んだことがあります。
また別のスピリチュアル能力の人によると、安徳天皇は今の日本に、ある高貴な方として転生輪廻しているとのことも本で読みました。

海岸に沿って歩いていると、魚市場が出てきました。
外でお弁当のようなものを食べている人たちもいて、中に入っていくと、朝取れたばかりの魚のお寿司や海鮮どんぶりが売られていました。
実に美味しそうです。

朝1時間ほどの散策でしたが、下関のエッセンスを堪能できた気がしました。
十分堪能できたところで、まずは宇佐神宮へ向かってのスタートです。