未来志向

私はほとんど過去を振り返ることがないのですが、ちょっと振り返ってみると「反省の山」でもあります。
学生時代は体育会柔道部に所属しており、これはこれで良かったとは思うのですが、もっと勉強すべきでした。
学生時代に今ほど勉強していれば、あとの人生がかなり変わったと思うのです。

学問で身を立てるつもりで、大学教授への道を歩んでもよかったかもしれません。
しかしそれはそれで狭い世界しか経験せず、やっぱりビジネスの世界に身を投じたのは正解だったようにも思います。
28歳で不動産会社を創業し、懸命に働いたのはいいのですが、自分が本当にやりたかったことではなかったような気もします。

幸い倒産しなかったからいいようなものの、家族も犠牲にして仕事ばっかりして、一体何が残ったのか疑問でもあります。
唯一良かったと思うことは不労所得の元を作ったこと。
これがなければ随分寂しい晩年になっていたのは間違いありません。

長い長い遠回りをして、やっと今、自分が本当にやりたいことに巡り合った気がします。
しかし「日暮れて道遠し」の感は否めず、定年の年になって気がつくなんて遅すぎます。
仕方がないので、自分の定年を95歳まで延ばすことにしたのです。
今から30数年、自分がやりたいことをやっていけば、少しは形が出来るのではないかと期待しています。

研究テーマは「多読」・「語学」・「投資」・「健康」です(これらを総称して「デグチ・メソッド」と呼びます)。
読書をコアとした知的生活で、それらの研究を深めていきたいと考えています。
脳力も筋力も、いくつになっても伸びていくと思っています。
デグチ・メソッドは社会人のための能力開発システムでありたいとも願っています。

そのためにも私自身が能力開発していかねば説得力がありません。
年千冊の本を読んだ頃から、明らかに見える「景色」が違ってきたのですが「読書量を倍にしたらどうなるだろう?」という好奇心が今の多読に繋がっています。
今のところ月200冊(年2,400冊)ぐらいは読めそうな気がしています。

語学も5か国語はマスターしたいものです(今の私は2ヶ国語半ぐらいです)。
投資は不動産と株だけに絞るつもりですが、鋭意研究中であります。
健康の分野も実に奥深く、研究の成果として実年齢よりも一回りぐらいは若く見せたいものです。
いっぱいやることがあって、やっぱり95歳まで手が抜けなののです。