早朝散歩

早朝に散歩する人は年配の人たちばかりです。
平均年齢は70歳くらいではないでしょうか。
間違っても早朝散歩で20代、30代の美人と出会う期待などしてはなりません。

関東郊外の不動産業者の人が言っていました。「早朝散歩する人は土地持ちの資産家ばかりだ。散歩の途中、その人たちと立ち話し、アパートを建ててもらったことが何度もある」。
わがエリアの場合は「資産家ばかり」というわけにはいかず、さまざまな人たちがいます。
早朝に起きて散歩するぐらいなので、生活の乱れた人はいないと思うのですが、経済力や知的レベルや社会的地位などはバラバラです。

早朝散歩の途中ごくたまに、夜通し朝まで遊んでいた若い人たちを見かけることがあるのですが、早朝散歩の人たちとは波動が全然違います。
朝の清々しい雰囲気から完全に浮いています。

私もビートがいなければ、毎朝きちんと散歩しているかどうかは疑問です。
早起きはするでしょうが、散歩に行かず、家で勉強しているか、会社に早く出社しているかのどちらかだと思います。

武庫川沿いの絶好の散歩コースがあり、これを往復すると約1時間。
川が持つ「癒し力」で、歩いている間に心身が調整されます。
また空気も非常においしいのです。
川や空気を汚すと、人々の心まで荒(すさ)んでしまうのは当然のことかもしれません。

実は今これを書いているところが、伊勢神宮内宮のすぐ近くのホテルの部屋なのです。
窓を開けると、内宮の背後にある山々から“ゆったり”とした心落ち着く空気が流れてきます。

先ほど、朝焼けとともに夜が明けました。
感動です。
一度この価値観を手に入れてしまうと、例えば「夜のネオン街」など、どうしても色あせて見えてしまいます。

内宮は夏は朝5時から入れていただけるので、今こうしてブログを書いていても早く行きたくて落ち着きません。
昨日の夕方の御垣内参拝ではインスピレーションは降りてこなかったのですが、参拝中「最大限の幸福感」で満たされていました。
今朝の御垣内参拝では心を無にして、感謝の気持ちだけを奉げようと思っています。