還暦後はファッションに生きるのだ!

還暦を前にして、ファッションに目覚めました。
今まではあまりにも服装に無頓着であったと反省しております。
年を重ねるにつれ、だんだん本体が劣化してくるわけですから、それを補充もしくは補強していかなければなりません。
むさ苦しい老いぼれでは誰も相手にしてくれないと思うのです。
年いってまわりから愛されようと思ったら(少なくとも嫌われないようにするには)、清潔で垢抜けして小粋でなければならないと思うのです。
ついでに言うと「小金持ち」も必須条件であります。

私にとってのオシャレは、自分のためにするというより、まわりのためにするといった気持ちが強いのです。
オシャレは相手への敬意の表れでもあります。
オシャレには切りがないので、私は今の洋服ダンスに入る量を上限としています。
逆に気に入らない服を処分していかないと、次の「わくわく」服が入らないのです。

捨てる作業を一度してみると、気持ちも空間も実にスッキリのが分かります。
「捨てる」の敵は「もったいない」と「また着るかもしれない」。
わくわくする服やお気に入りのモノだけに囲まれた生活は、とてもハッピーなのです。

日本の中高年男性が私のようにファッションに目覚めると、今まで小さかったファッション市場が一気に大きくなる可能性があります。
それだけ日本のGDPも増えるわけです。
日本経済は今30兆円のデフレギャップがありますが、そこに実需の市場が創出されるわけですから、日本経済にとっては実にありがたい話なのです。

オシャレに目覚めると、次第に自分が似合う傾向性が分かってきます。
自分のファッションの基本的パターンが出来てくると、服を買うにせよ、着るにせよ、ひじょうに楽になります。
私の「海外旅行オシャレパターン」も当然あり、フォーマルに見えて、しかも着やすい服装パターンが形成されました。

私は海外への一人旅が多いのですが、中年男性一人だと税関で呼び止められることが時々ありました。
が、このオシャレパターンにしてからは全くフリーパスとなりました(きっとジェントルマンに見えるのでしょう)。
以上、オシャレの効用を説くと、①まわりが喜ぶ、 ②GDPが増える、③海外旅行の服装で悩まなくなる、 ④ひょっとしてモテるようになるかもしれない、等々が考えられるのであります。