軍事用飛行機

「F15」とか「F35」とかいう名称の米国製飛行機があります。
この「F」と言うのが何を表すのかと言うと「Fighter(ファイター)」即ち「戦闘機」という意味なのです。
太平洋戦争の末期、日本に爆弾を落とし倒した「B29」という飛行機がありますが、この「B」というのは「bomber(ボマー)」、即ち爆撃機ということなのであります。

日本の次期戦闘機にF35の採用が決定されました。
決め手になったのは「ステルス性」。
F35の最大の特徴は敵のレーダーに探知されにくい高度のステルス性能です。
空自のF15とF4は2007年に、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗。

空自幹部いわく「大人と赤ん坊ほどの違いだった」とのことです。
そのF22は技術流出を恐れた米国による禁輸や生産中止を受け、日本への導入はかないませんでした。
以降、ステルス機導入は空自の悲願でもありました。

大空のサムライ」の坂井三郎さんの本を読んでも、とにかく戦闘機はいかに相手よりも早く発見するかというのがカギのようです。
そのため坂井三郎さんは独自の視力トレーニングを徹底して行ったとのこと。
私が直接知っているゼロ戦パイロットだった人(故人)も、75歳を過ぎても視力は1.8ありました。
ただし現役のゼロ戦パイロットだったころは、4.0ぐらいあったそうです。

ちなみにこの「ゼロ戦」という名称がついた理由は、紀元2600年に世に出されたからです。
今年が紀元2671年なので、71年前に誕生したわけです。
ゼロ戦は海軍機ですが、陸軍には「九七式」という戦闘機がありました。
この「九七」は紀元2597年の下二桁の97から取られたわけです。