自分と会社の方針を考える その2

不動産業でも最近は「個人投資家」というのが認知され始め、そういった人たちが書いた本もたくさん出ています。
今まではアパートオーナーと言えば、即「地主」でもあったわけですが、不動産を投資対象として選ぼうとするサラリーマンの人たちが出てきました。
この人たちの特徴は勉強熱心。
勉強好きで先進的な不動産会社との相性は、むしろいいのではないでしょうか。

当社も「投資」に真正面から取り組んでみたいと思っています。
投資の対象は不動産と株に絞りたいと思います。
それ以外の投資商品まで勉強する時間はとてもないからです。
投資には「時間」の援護が必要です。
性急な投資は破たんのもと。
またキャピタルゲインを狙うのではなく、じっくりとインカムゲインをメインにした投資を行っていきたいと考えています。

不動産を活用し、インカムゲインが見込める事業を選んで、一つ一つ商品(現場)を積み重ねていこうと考えています。
ただ事業や商品には寿命があり、それをシッカリと見極めないといけないと思っています。
最近は世の中の動きが早いので、ビジネスモデルにも寿命があることがよく分かります。
例えばレンタルビデオで店舗を全国展開して成功体験を享受していたのが、インターネットが発達すると店舗自体が足を引っ張る存在になるようなことがあるのです。
仮に店舗を閉鎖すれば、過剰人員の問題も出て来るでしょうし、何が正解かよく分からない時代になってきました。

来年は特に先行きの分からない年になりそうなので、安定収入を確保し(維持し)、また損益分岐点の低い会社にしようと思っています。
当社はいま創業66年。
100周年までわずか34年に迫りました。
私は95歳までバリバリの現役を続けるつもりなので、十分100周年の場には立ち会えそうです。