夢実現パワー

精神世界での法則として「夢を願う時、もう既に叶(かな)えられたものとして考え行動すると、本当に実現してしまう」というのがあります。
もう夢が実現できたものとして振舞うと、潜在意識が錯覚し、宇宙意識もそれに呼応して動いてしまうといった感じでしょうか。
ストレスいっぱいでカリカリと努力するよりも、ゆったりと自分の夢の実現を天に委ねてしまう方が、実現力は100倍なのです。

「祈り」においても夢を既に与えられたものとして、「要求する祈り」ではなく「感謝の祈り」であることが望ましいのです。
「〜を叶えて下さって、ありがとうございました」と過去形であれば、なお強力。
既にその願いを達成してしまった自分が存在し、そんな自分に潜在意識の中でもなりきってしまうこと。
そうすれば、潜在意識は現実か理想かの区別がつかなくなり、夢実現の次元へ、現実自体を変えてしまうようなのです。

素直な心で真摯に謙虚に祈れば、この世で叶わないものはないと言ってもいいかもしれません。
例えば私が相撲の横綱になろうとか、大きな船の船長になろうとかいう祈りは、端(はな)からしないわけです。
本当に達成したいものは、自分自身(もしくは潜在意識)が分かっていて、自分の特性から大きく外れたものは、最初から祈りの対象とはしないからです。

「素直な心で感謝する」というのは神道の真骨頂で、そんな人間に対し、日本の神様は実に簡単に希望を叶えて下さいます。
小難しい理屈はいらないのです。
「そんなので夢が実現したら苦労はない」などと考えるのは、もう既に素直ではないのです。
素直に感謝し、シンプルな生き方をし、その感謝の気持ちを仕事やまわりの人たちに返していけばいいだけなのです。
いつも感謝すれば、感謝することしか起こらなくなるというのも、不思議と言えば不思議だし、当たり前と言えば当たり前でもあります。
ましてや素直な気持ちで祈りをすれば、夢が実現しないわけがないのです。