足立美術館

今回は車を使っての島根県方面への旅です。
朝10時過ぎにスタート。
車の旅だと電車の時間を気にしなくていいから楽です。
ナビに足立美術館の電話番号を入力。
もうそれだけで現地へ迷わず行けてしまえるのは、信じられないぐらい便利です。
途中の休憩も入れ、午後2時半ぐらいに目的地に到着。

足立美術館は外から見ると、そんなにスゴイとは思わないのですが、中に入るとビックリ。
入場料も2,200円と少し高めなのですが、決して高くないことは入ったらすぐに分かります。
ミシュランの「庭」部門で3つ星を獲得。
アメリカのガーデン専門誌でも6年連続世界一。
私もたぶん世界一の庭ではないかと思います。
西洋の庭はシンメントリーが多かったりして、多分に人工的な感じがしますが、日本の庭は自然をいかに活かすかを考えて造られています。

足立美術館日本画が中心なのもいいですね。
私も海外へ行った時は美術館を出来るだけ覗くようにしているのですが、宗教画や人物画は全然なじめません。
その点、日本画は見ていてホッとします。
足立美術館には、北大路魯山人河井寛次郎の陶芸品もあり、これらも非常に魅力的でした。

けっして大きくはないけれど、洗練された品のいい作品が並べられ、数も見ていて疲れない程度でちょうどよく、素晴らしい庭を楽しみながら、近代の「和」の美術を鑑賞できるところが足立美術館の真骨頂。
確かに、ここには贅沢な時間が流れています。

足立美術館の創設者の足立全康という人は、地元の島根県安来(やすぎ)市出身ですが、大阪で不動産を扱って財をなしました。
59歳の時に不動産投資クラブを2つこしらえ、打つ手打つ手がすべて的中したそうです。
私は今57歳なので、まだ十分チャンスがあると励みになりました。