いい本3冊

きのうは日曜なので原稿書き。
『駅前不動産屋奮闘記』の原稿を2つ書き上げ、ホッとしました。
毎回「今日も原稿が書けるのだろうか?」と書くまではとてもプレッシャーがあるのです。

昼からは家にこもって読書。
生まれてこのかた、週休2日にしたことがないのですが、マイペースで勉強したり仕事したり出来るのが社長業の有難いところです。
先日も休日の前の日に朝4時までかかって、溜まりに溜まっていた書類をほとんど片付けたのですが、誰からも文句を言われずに、自分が納得いくまで仕事が出来たことをうれしく思っています。

きのうは6冊本を読みました。
そのうち良かったのが3冊。
 『世界バブル経済終わりの始まり』(松藤民輔・講談社・1,500円)
 『いい家を建てる』(丸山景右・中経出版・1,600円)
 『客はアートでやってくる』(山下柚実東洋経済・1,600円)

最初の本の著者の松藤民輔さんは、経済や投資に対する考え方が自分と似ていて、違和感なく読み進めることが出来ました。
今後この人の本が出たら、全部読もうと思います。
世界経済の動きにもスゴク関心があるし、50歳超えたら「投資」のことも本気で考えていくべきだと思っています。
この本の中で著者が、あるエコノミストからもらった面白いメールが載っていました。
「株式市場で思う存分、損失をこうむることはプロの投資家にまかせ、断固としてゼロ金利の預金にしがみついた日本人の英知には感服せざるを得ない」。
日本人は投資下手と揶揄されることが少なくありませんが、案外それが正解なのかもしれないのですね。

『いい家を建てる』の丸山景右さんには、当社でセミナーもしてもらったことがあるのですが、今なお頑張っておられますね。
積水ハウストップセールスマンだったのに、いま打ち込んでいるのは木造住宅。
それも魅力的な家です。
もし家を建てるなら「この人に任せよう」という気にさせる人でもあります。

『客はアートでやってくる』は、栃木県の温泉旅館「大黒屋」を取材した本です。
業種は違っていても、経営的に勉強になり、またいろいろと考えることが多くありました。
劇的に感動する本ももちろん素晴らしいけれど、経営のちょっとしたヒントを与えてくれる本もいいですね。
本は人間性の向上や経営の勉強に、一番手っ取り早くて最も効率的な手段であると確信しています。