ライフスタイルの変化

新しい家に越してから、ライフスタイルの顕著な変化がいくつかあります。
まずテレビをほとんど見なくなりました。
夕食のときもテレビは消したまま。
家族とのコミュニケーションも増えたし、食事の量も適正になりました。
テレビを見ながらだと、つい食べ過ぎることが多かったように思います。

アルコールも飲まなくなりました。
少なくとも晩酌はしません。
夏ではないのでビールも飲まない。
外での会食でも、アルコールは飲まなくても平気になりました。
アルコールが入ると、あと非常に疲れるのです。
アルコールを飲まなくてすむように、わざと車で行くこともあります。
最近は「車で来ています」といえば、お酒は全く勧められなくなり、大助かりです。
大阪へ出た時でも、帰りが車だと時間的にも肉体的にも精神的にも、ものすごく楽なのです。
おまけにアルコールが入っていないので、後の行動も機敏。
さっさと仕事を片付けることが出来ます。

書斎で過ごす時間が増えました。
即ち「知的時間」が増えたわけです。
以前は会社で夜一人知的作業に没頭することが多かったのですが、今は書斎で寛(くつろ)ぎながら集中しています。
やっぱり家のほうが楽です。
勉強や執筆作業に疲れたら、即お風呂に入れるようになっています。
世界最高の幸せを支えてくれている仕組みの一つでもあります。

夜は書斎での“外泊”が多くなりました。
書斎と寝室とが別のフロアなので、夜遅くなると寝室へ帰るのが面倒なのです。
目覚ましは朝3時に鳴るのですが、起きたらすぐお風呂が沸いて待っていてくれます(これが世界最高の幸せでなくて、何が幸せ)。
書斎からお風呂はすぐなのですが、寝室からだと寒い階段を上がっていかなければなりません。
この私専用のお風呂に「Gemuetlichkeit Baden(ゲミュートリッヒカイト・バーデン/ドイツ語で「快適温泉」)」と命名しました(それにしても長い“ややこしい”名前です)。

もう一つのライフスタイルの変化は、書斎と風呂の掃除。
会社では掃除をやり倒しているのですが、家では掃除をしたことがありません。
が、この際、書斎と風呂の掃除は自分でやることにしました。
時間がないことには変わりはないので早朝に。
朝4時から掃除機をかけている人も少ないのではないでしょうか。

いい方向にライフスタイルが変化。
基本的にはシンプル化。
渡部昇一先生が提唱されていた「知的生活」に近づいたかもしれません。
学生時代に読んだ『知的生活の方法』。
30数年前に潜在意識にインプットされたイメージが、今うれしいことに実現しました。
引越しから暫(しばらく)はバタバタしていて、知的生活の時間が取れませんでしたが、最近ようやく本も読めるようになりました。

今日も5冊読破。
それにしても読書していると時間が速いですね。
時計を見るたびに1時間が過ぎています。
本に引き込まれていると、10分ぐらいの感じしかしないのに、です。
時間が矢のように過ぎ去っていくのは、もう仕方のないこと。
問題はいかに充実した納得できる過ごし方をするかです。