手ぶらで街へ出る

deguchi2007-10-15

車をバックの時にぶつけました。
それも自宅の前の電柱で。
ジコ(事故)ると、とりあえず落ち込みますね。
しかも修理に2週間もかかる重症。
もちろん修理代もビックリするぐらいかかる予定です。
ショック!
原因はただ一つ「焦り」でした。

ということで移動のための車がありません。
きのうは朝から剣道大会の開会式に参加するため、宝塚市の体育館へタクシーで行きました。
出来るだけ長く会社の掃除をしたいので、電車と徒歩では間に合わないからです。
タクシーだと30分近く時間を短縮できます。
乗っている間、自由に頭を働かせることが出来るし、逆に目をつぶって瞑想していてもいいわけです。

渡部昇一先生は大学まで行くのに、わざわざタクシーに乗り、ラテン語の本を丸暗記されたそうです。
タクシー代がもったいないとケチるより、タクシーの活用法を考える方が合理的かもしれません。

剣道が持つ雰囲気はいいですね。
凛として背筋が伸びます。
剣道は年がいっても出来るスポーツ(武道)です。
剣道八段になる試験は、たぶん日本で一番難しいのではないかと言われています。

帰りはバスに乗りました。
尼宝線に10分間ごとにバスが走っているとは知りませんでした。
ムチャクチャ便利ではないですか。
バスは街を観察するのに最適ですね。
ちょうどいい高さ。
バスに乗っている間に「売物件」を2つも発見しました。

商業デザイナーの佐藤可士和さんは、カバンを持たずに手ぶらで街を歩き出すと、街をつかむ感覚が違ってきたそうです。
私も重くて大きいカバンや車から開放されて、新しいステップを踏んでいく必要があるのかもしれません。
車を使えない不便から、新しい世界が見えてきました。