仮に「自分は実は寝たきりの体なんだ。今、動いているのは夢の中の行動」と思えば、自分の行動一つ一つが、とても”いとおしい”ものに感じられます。
歩ける喜び、働ける喜び、自分ひとりでトイレに行けるだけで、こんなにありがたいことがあるだろうか、とすら思うのです。
このありがたさを当たり前のように思い、蔑(ないがし)ろにしていては罰が当たる。
この喜びを、じっくりと味わっていきたいと思うのです。