若い頃、若さにかまけて肉体的にムチャしていた
人は、晩年まともに生活ができないほどガタガタ
になっていることが少なくありません。
*
極端な例に、相撲取りがいます。
*
尋常でない稽古をし、また体重も極端に増やし、
現役時代は怖いもの知らずの肉体なのですが、横
綱になった人でも60歳ぐらいで亡くなることが多
いのです。
*
他のスポーツでも、一流のアスリートになるほど
無理をしているので、体がボロボロになっている
のです。
*
普通のビジネスマンであっても、体が悲鳴を上げ
ているのに、それを無視して肉体を酷使している
と、あとで必ず体からの「しっぺ返し」が来ます。
*
私が知っているだけでも「あれだけ仕事ができた
人が、こうなってしまうのか…」という例は2,
3ではききません。
*
私は「95歳までバリバリの現役」を目指している
のですが、これからの人生は「カラダの声」を聞
きながら頑張っていこうと思っています。
*
瞑想やヨガなどを深めていくと、そういった声が
自然に聞こえてくるのかもしれません。
*
食べ物などでも、自分が欲するものと体が求めて
いるものとは違う場合があります。
*
例えば砂糖がいっぱい入ったお菓子は、美味しい
のだけれど、あまり体にはよくないというのは周
知の事実です。
*
食事においても、勉強して、体にいいものだけを
取り入れていきたいと思っています。
*
昼食を抜いて1日2食にしてから、体重も減り、
体調も俄然よくなりました。
*
が、これはむしろ「腹八分目」の効果が出ている
からではないかと思うのです。
*
この「腹八分目」の精神を、ビジネスや生き方に
応用してもいいのかもしれません。
*
腹八分目だと、ムリせず、人と争うこともなく、
しかも大事なことを長く続けていけそうな気がす
るのです。