想ったこともない発想

手帳の予定を定期的に何度も見直しています。
見直すごとに気がつくことがあり、実際の行動でのムダやミスがなくなっていきます。
一種のイメージトレーニングのような側面もあり、本番での失敗が激減するという効果があります。

例えば海外旅行の予定が入っていたとします。
その予定を何度も見直すことにより、持っていく荷物や服装のイメージがハッキリしてくるし、現地での行動の迷いもなくなります。
私の知っている住宅メーカーのトップセールスマンは、前の晩に次の日の予定を30分かけて頭の中でイメージするのだそうです。
トップになるには、トップになるための習慣なりテクニックがあるという一例ですが、手帳の見直しもそれと同じ効果を持っていると言えそうです。

当社の「来年」の休みや社内行事もすべて決定済みで、スタッフ一人一人に年間予定表も渡しています。
今年の分は当然昨年のうちに渡しています。
会社の予定と連動させることで、私自身も計画が立てやすくなります。

今年はもう9月なので、例年ならば来年の海外旅行の予定も決めているのですが、珍しくまだ計画していません。
今年と来年の、会社の事業内容や個人の行動パターンが変わるので、来年がどういうペースになっているかがよく分からないというのが理由の一つ。
もう一つの理由は、キャッシュアウトせず、次の投資に向けて資金を貯めていきたいという気持ちがあるからです。

先日、不動産業で成功し、富裕資産家となった人の本を4冊ほど読みました。
本にその著者宛てのメールアドレスが書いてあったので、メールを送ってみました。
その方の本業は造成分譲業なのですが、ほとんど1人でやっているにもかかわらず、年間の「納税額」は3億円を超えるとのことです。
世の中には(有名ではないのに)スゴイ人がいるものだと、ほとほと感心しました。

私がその人と同じことができるかと言えば、これはハッキリ言って能力的にムリなわけで、(言い訳ではないですが)自分は自分の道をキチンとシッカリと歩いていくしかないと思っています。
その本の著者は機を見て、自分が持つすべての資産を銀座の不動産に換えることを考えているそうです。
なぜなら銀座の不動産は、誰もが欲しがるダイヤモンドのような存在だからです。

私にも「『Dビル』と名付けたビルを銀座に十数棟所有してはどうか」との提案をしてくださいました。
「銀座にビルを所有する」なんて発想は、今まで一度も浮かんだことすらありません(しかも十数棟なんて…)。
事業で大成功する人は発想が根本的に違うということがよくわかりました。