どこから手を付けていいのか分からない大きな仕事をどう完遂するのか?
まずは細かく分けて、出来るところから始めるというのが正解なのでしょう。
眺めているだけでは、全く前に進みません。
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やる気があるから“やり始める”のではなく、やり始めるから「やる気」が出てくるのだと思うのです。
しかも“やり始める”のは意志の力というよりも習慣の力。
習慣力は意志力の10分の1のエネルギーですむのです。
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だからこそ良い習慣をつけるのは極めて大切。
いい家庭や良い職場だと、自然に良い習慣が身についていくのかもしれません。
いま私が身につけようとしているのは「とにかく始める」という習慣。
始めさえすれば、その仕事の8割が終わったのも同然と言っても過言ではないと思うのです。
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渡部昇一先生が卒業論文を作成するにあたり、完ぺきなものを目指しすぎて、期限ぎりぎりになってしまったのだそうです(本当は少し遅れたけれど、お情けで通してもらったとのこと)。
それに懲りて博士論文は「書けるところから書いていく」方式を取り、悠々と期限前に提出したとのことです。
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大きな仕事は「それに取り組む時間」を最初に確保してしまうべきだと思うのです。
いま具体的に「本を書く」という仕事が入ってきており、その仕事をする時間を予定ノートに“どんどん”書き込んでいきました。
年内いっぱいの予定をすべて書き入れました。
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よほどの緊急な用事以外は、予定通りに予定の仕事をこなしていこうと思っています。
「本を書く」ための時間を確保したので、逆にその時間以外は安心して他の仕事ができます。
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それにしても、執筆にせよ、旅行にせよ、会食にせよ、もう年内の予定はほとんど決まってしまいました。
これから決める予定は、もう来年に回さざるを得ません。
既に決まっている予定をベストのパフォーマンスで乗り切っていきたいと考えています。