日御碕(ひのみさき)神社

以前、出雲大社へ行った時は本殿にまだ覆い(おおい)がかかり、またあいにくの雨でもあったので、もうひとつピンとこなかったのですが、今回は打って変わってスコーンと吹っ切れたような波動を感じました。
こういった波動の感覚は表現しにくいのですが、ワインの印象を豊富なボキャビュラリーで饒舌に語るソムリエのように、神社の波動の感覚をしっかりと言葉にできるように今後努力していこうと思います。

出雲大社遷宮は60年に1度。
前回が私の誕生年。
今回が還暦の年ということに気づいてから、参拝の機会をさぐっていました。
次の遷宮は60年後。
ということは私にとってはこれが最後の遷宮ということになります。
「本殿遷座祭」が今年の5月10日に行われると知り、寄進させていただくにせよ、それまでにしないと今回の遷宮に参加したことにはならないわけです。
ということで、3月中に参拝に行け、かろうじて間に合った感があります。

今回、特別にご神殿のすぐ横にまで入れていただいたのは、まことにラッキーでした。
思いもよらぬ光栄で、ご神殿の敷地内の気持ちのいい波動をしっかりと感じてきました。
ご神殿の背後にある山々から凛凛としたオーラが出ているのです。
5月10日以降、大国主命の御霊(みたま)が元の神殿にお帰りになると、もう絶対中には入れないわけで、一生に一度の貴重な体験をさせていただきました。

今年は伊勢神宮も20年に一度の式年遷宮
出雲大社も60年に一度の遷宮の年となります。
日本も一度リセットして、また新しい繁栄の時代へのスタートを切るのだと思います。
こういった巡り会わせの年であることに気づくかどうかによって、今後の生き方に大きな差が生まれてくるように思うのです。

島根県は古くからの神社が多く、そのせいかどうかは分かりませんが、災害の少ない地域でもあります。
今回は日帰りでの参拝だったのですが、この地域にある神社を今後ジックリと回ってみたい気がしました。
出雲大社参拝後、飛行機の時間まで少し余裕があったので、日御碕(ひのみさき)神社に寄りました。
天照大神アマテラスオオミカミ)と素戔嗚尊スサノオノミコト)のそれぞれのご神殿がある珍しい神社です。