新聞の山と格闘する

火曜・水曜を連休にすることにしました。
じっくりと知的作業に没頭するためにです。
今年の当社の夏休みは1週間で、その全てを使い、ウィーンとブタペストを回ってきました。
さすがに帰ってくると「やらなければならないこと」が山積みになっています。
新聞だって山積み…。

「日経」、「日経産業」、「日経流通」、「日経金融」、それに「ウォールストリートジャーナル」、「フィナンシャルタイムズ」、「ジャパンタイムズ」、「フランクフルター・アルゲマイネ」を購読しているので、旅から帰るとそれらが積み上がっているということになります。
夏休み前から忙しくて読めなかった分も含めると、厚さ(と言うより高さ)60センチにもなっていました。

それを定休日の最初の日(火曜日)に全部読んでしまうことにしました。
新聞がたまっているとスッキリせず、次の仕事へのモチベーションもダウンしてしまいます。
朝日新聞毎日新聞などの一般紙なら、古い記事が載っている新聞は読まずに捨ててしまえばいいのですが、経済情報や英文は一応目を通してみようと(意地汚く)思うわけです。
従って60センチに挑戦することにしました。

結論から言うと、すべてに目を通しました(読んだというより、読み飛ばしたという感じです)。
英字新聞ばかりが続くと、やはりちょっとシンドく、日本語の新聞を手に取るとホッとします。
「ウォールストリートジャーナル」はアメリカの新聞、「フィナンシャルタイムズ」はイギリスで、「ジャパンタイムズ」は日本の新聞です。
同じ英字新聞でも「ジャパンタイムズ」が一番読みやすく、理由は日本の記事が主体だからということでしょうか。

面倒なのが「フランクフルター・アルゲマイネ」で、これはドイツ語の新聞。
辞書なしでは全く読めません。
どうしてもこれが最後までたまってしまい、数週間分のドイツ語新聞が手元に残り、難行苦行の世界でありました。
ドイツ語は造語が簡単にできてしまい、辞書を調べてもその単語が見当たらないことが少なくないのです。
従って辞書がなければ読めない上に、辞書を調べても分からないということが“しょっちゅう”なのです。

古い新聞まで目を通すという、一見ムダなことのようですが、これを1年続けたなら、けっこう効果が出てくるような気もするのです。
「石の上にも3年」と言うので、3年ぐらいは目をつぶって「新聞読み」を続けてみようかと思っています。