まとまった時間の確保

私は典型的な朝型人間で、実際「朝の活用」が自分の人生にとって、ひじょうにプラスになってきたと思っています。
しかしここにきて「まとまった時間」が知的生活にとって、どうしても必要に感じられるようになってきました。
細切れの時間では、まともな仕事が出来ないのです。

渡部昇一先生にとって「まとまった時間」は6時間とのこと。
私はせめて邪魔が入らない3時間を確保したいと思うのです。
3時間あれば読書でも5,6冊読めます。
うまくいけば6,7冊。
たまに英作文を書くことがあるのですが、やはり最低2時間ぐらいの余裕がないと、私の能力ではちょっと無理なのです。

いま試しに、夜8時半から12時までを「知的生活」時間として、生活パターンを変えています。
テレビを見る時間は“ほぼ”ゼロ。
ほとんどのテレビ番組は知的生活から大きく外れた「時間消耗」に過ぎないと思います。
実は私も息抜きに将棋ソフトをパソコンにインストールしていたのですが、クセになって時間を潰し過ぎるので、先日パソコンから削除しました。

人生の本筋だけを追い求めていかないと、いくら時間があっても足りません。
余分なことをしているほど人生は長くはないのです。
「恒産無ければ恒心無し」で、まずはきちんと安定的な収入を確保しなければいけません。
私が若い頃、不動産業の師匠がいて「余裕があれば小さなマンションでもいいから買って、家賃収入の元を作っておくべきだ」とのお話をお聞きしました。
若い頃からコツコツと「不労所得」の種を作っていくべきなのです。
不労所得」は額に汗してこそ築けるのです。

経済的なところが安定したなら、安心して「ぼうっ」としまわずに、そこからが人生の本筋の真骨頂。
私はポジティブな生き方を貫く知的生活に人生の後半戦をかけたいと思っています。
仕事面での創意工夫や常に怠らない勉強。
また読書や語学や旅行は自分を磨く手段として、とても有効です。
常に自分を磨いていると、自ずと未来志向になります。
考え方が若いと、見た目も若くなるのです。