香港へ その3

海外旅行の記録を調べてみたら、香港には7回も来ていることが分かりました。
昔は「タイガーバームガーデン」といった子供だましのような庭園が観光の定番だったり、あまり面白くないお寺にツアーで連れていかれたりしたものです。
香港の魅力はやはり自分の足で歩いてみることだと思います。

今も昔も変わらない魅力を持つのが「The peak(山頂)」。
百万ドルの夜景は健在です。
始めていったときは1米ドル200円ぐらいだったので、百万ドルといえば2億円。
今は1米ドル90円ぐらいなので9千万円ぐらいに値打が下がってしまっています(このネタは以前にも使いました)。
香港ドルだと1香港ドルは12円ほどなので、1,200万円と大幅に値下がりします。

香港は人口密度が高く、どこへ行っても人がたくさんいるのですが、日本と比べると若い人が多いように思います。
貧富の差は大きそうですが、それはそれなりに生活していけそうな感じです。
ただし住宅事情は大変だと推測されます。
貧困層だと、かなり厳しいところに住んでいるのではないでしょうか。
街の不動産店の物件表示をみても、東京と同じかそれ以上の価格。
関西と比べたら1.5倍ぐらいの感じです。

香港の地元の言葉は広東語で、例えばホテルの従業員同士は広東語で話していることが多いようです。
一方レストランなどでは、東洋人同士なのに英語で話しているお客さんがいたりします(それもきれいな英語)。
こういう場合、いったいどういうシチュエーションなのかが、よく分かりません。
広東語はまるでケンカしているようなイントネーションがあるのですが、確かにこの言葉を話していると元気が出るかもしれません。
広東語は香港の活気の要因の一つに違いありません。

今回の旅行では「英語が出来てよかった」と思ったケースが少なくありませんでした。
英語が出来なければ二進も三進(にっちもさっち)もいかなかった場面もありました。
従って、英語学習のモチベーションアップには打ってつけの旅行でもありました。
「生涯6ヶ国語マスター」を宣言している私なので、またもや「やる気」がパンパンに膨らんできたというわけです。

香港で英語の本を何冊か仕入れて帰ろうと思ったのに、肝心の本屋が実に少ないのです。
日本ならば当然「紀伊国屋」や「ジュンク堂」が出ているようなショッピングモールでも、ほとんど書店がありません。
韓国でもそうだったのですが、こういった所と比べると、日本には大きな良い書店が多くあり、読書人にとっては“とても”ハッピーな国だと思います。