伊勢神宮への道中

宝塚から伊勢神宮へは自動車で3時間弱。
ただし途中休憩や食事を入れるので、実際はもっと時間がかかります。
ほとんど高速道路を利用するので、ストレスもなく非常に快適でした。
これで高速料金が2,000円になると、さらに行きやすくなりそうです。
事前に地図で行き先を調べておくということもなく、目的地の電話番号をナビに入れるだけで、あっさりと到着できてしまえるというのも、一昔前では考えられない便利なことです。

今回クルマで移動して感じたことは、時間を気にせずマイペースで動けること。
また荷物を気にせず乗せたり、お土産をたっぷり買ったりできるメリットもあります。
また今回の高速道路の旅で知ったことは、休憩所には「サービスエリア」と「パーキングエリア」の2種類があり、サービスエリアの方が大きくて、中の施設も充実しているということです。

サービスエリアには、レストランはもちろんのこと、コンビニまであったりして、旅行とは関係がないのに、日常生活で使うものをそこで買ったりもしました。
またサービスエリアで食事をする方が、レストランの種類も多く、味のハズレも少ないようにも思います。
今回の旅で食事のハズレは一度のみ。
田舎のパーキングエリアで食べたオムライスだけでした(値段もオムライスなのに1,050円と高く、余計に悔しかったのです)。

高速道路でのサービスエリア自体を民営化すれば、もっと面白いことが起こりそうな気がします。
例えばラーメン店ばかりのサービスエリア。
全国からそれを目当てにやってくるかもしれません。
あるいは食べ物関係だけでなく、高速道路から入れるアウトレットモール。
映画館(シネコン)や美術館もいいかもしれません。
施設の魅力さえあれば、何せ集客は全国からできるのです。

民営化して失敗し、倒産することがあるかもしれません。
しかし倒産して淘汰されることがいいのです。
官庁や役所の事業だと、失敗しても倒産ということがなく、かえって具合が悪くなっていきます。
以前に「荒れた学校」をいくつも再建していった校長先生と話したことがあるのですが、公立校の最大の欠点は「倒産」がないことだと気がつきました。
倒産がないから経営陣も教員も生徒も甘えてしまうのですね。
小さな政府で、民間の力を最大限に生かすシステムこそ、日本をダイナミックによみがえらせる力になると思うのです。