『インテリジェンス人間論』(佐藤優・新潮社・1,500円)

佐藤優さんのインテリジェンスの深さや広さはどこまであるのか、ちょっと見当がつかないぐらい。
それだけに毎回(本が出るたび)ネタの面白さに引き込まれてしまいます。
頭の良さにはいろんな種類があり「勉強」や「知識」や「教養」、それに「地あたま」というのがあります。
社会へ出て一番大事なのが「地あたま」。
これが悪いと際立った仕事は出来ません。
佐藤優さんの本を読んでいて、「地あたま」のほかに「地こころ」というのもあるのではないかという気が、ふとしてきました。
どんなに頭が良くても、間違った方向に心が向いていたら、とんでもない方向に人生が行ってしまうことがあります。