人生最高の喜びがあっさりと

本を買ったままで読んでいないのを「ツン読」などといいますが、私の場合500冊はあります。
すでに読んだ本も入れると、たぶん3,000冊ぐらいの本が2階の書籍に置いてあります。
この重さに耐え、阪神大震災の時に家がよくぞ無事だったと思います。

夜の予定などが入り全く本が読めない日もあるので、読める日の目安は4冊の読破。
『王様の速読術』(斉藤英治・ダイヤモンド社・1,429円)の帯に書いてあった言葉は面白かったですね。
「本は優秀な家来。だが謁見時間は30分じゃ!」。
「王様は忙しい、だけど大事な知識は吸収したい」わけです。

基本的には1冊30分以内で読み終えたいと思うのです。
月に60冊の本を読んでいた頃は、1冊1時間ぐらいかかっていました。
それでも自分では速いと思っていたのです。
ところがそれではどうも不十分なことに気がつき出しました。

本が速く読めると、読みたいと思う本をどんどん躊躇なく買っていくことができます。
カラオケ、マージャン、ゴルフなどはしないので、経済的にも買いたいものが買えるのはありがたい限りです。
私の尊敬する人はみんな、継続的に本を読んでおられます。
学歴は関係ありません。
どんなに優秀な人でも、本を読まないと才能が枯渇するのです。

昨日は午後から「読書タイム」と決めていました。
よほど固い本意外は、机に向かってではなく、ベッドで寝転びながら読みます。
ほいほいと読んでいき「4冊ぐらい読んだかな」と思っていたら、6冊も読めていました。
こういう時はチョットうれしい。

ただ昨日の場合は「当たり」の本が少なかったのが少々残念です。
当たりの本の時は、魂が喜んでいるのが自分でも分かります。
こういう時は間違いなく人生最高の幸せ、至福の時間。
人生最高の喜びが、あっさり手に入ってしまうのが読書なのです。