2006-07-22から1日間の記事一覧

「田中角栄が出てきて以来、日本人はお金のことばかり言うようになった」とはある人の言葉。 「それまでの日本人はお金に関係なく、自分の仕事に誇りを持っていた」とのこと。 私も「そうかもしれない」と思わず頷(うなず)いたものです。 しかしここに来て…

井原西鶴の『日本永代蔵』に、千両箱を作る仕事だけれど、結局一生千両箱に入る金貨を見たことがない職人の話が出てくるそうです。 私は「だから職人はつまらない」とは思えないのです。 職人は職人として、後世に残るような立派な仕事をしていくならば、そ…

不動産仲介のような古い事業でも、その街や地域のマーケットが小さすぎ、大手や強力なライバルが参入してこないエリアで商売やっているところは、結構儲かっています。 そこの社長は「こんな場所、アカンわ」などと言っていますが、アカンからこそヨソが来ず…

不動産業界でも、その時その時で、時代の寵児になる商品があります。 例えば定期借地権や不動産小口化やコンバージョンなど。 その時にその商品をうまく扱い、時代の波に乗った人はやっぱりお金儲けができています。 (ただしブームが去った時に、お金が残っ…

お金だけじゃない

「お金儲けのうまい人とはお金の儲かる仕事を見つけることのうまい人です。一生懸命、働く人のことではありません」と、邱永漢さんが断言されています。 私も全く同感。 伸びる業界にたまたま入っていたり、儲かる事業に運良く従事したりしている人が、お金…