2006-02-04から1日間の記事一覧

しかしながら『良寛さま』(相馬御風・実業之日本社・1,200円)は、とてもいい本でした。 本を読んでいて、一度良寛さんの書を拝見したいものだと強く思いました。 著者の相馬御風さんは、もう亡くなっているのですが、早稲田大学の校歌『都の西北』の作詞者…

では自分が良寛さんを理想の人物とするかと言えば、そうでもないのです。 もちろん敬愛に値する人物であることは間違いありません。 私はやはり鍵山秀三郎先生のように、きちんと会社を興し、掃除という国民運動に取り組み、社会への働きかけを真剣にされて…

子ども達と”かくれんぼ”していて、子ども達はもうどこかへ行ってしまったのに、いつまでも隠れていたりとか、泥棒に入られ、何もないのを気の毒に思い、たった一枚の布団を泥棒が持っていけるようにしたとか、逸話に事欠きません。 「泥棒に 取り残されし 窓…

『良寛さま』(相馬御風・実業之日本社・1,200円)

良寛という人は、何を成し遂げたというわけでもなく、何かの教えを残したというわけでもありません。 ただその”人となり”が良かったというだけの理由で、後世まで、これほどまでに人々に慕(した)われているという、まことに稀有な方なのです。 聖書に「赤…