新選組

最近たまたま新選組について書かれた本を何冊か読みました。
新選組については、今まで知っているようで知らないことが多かったのです。
新選組は幕府側に立って、幕末の京都の治安を担当した組織です。
が、正式な藩士ではなく、いわば「はぐれもの」の集合体でもありました。
士族出身者自体も少なかったのですが、それがゆえに余計に武士らしくあろうとし、隊内の規律は厳しいものがありました。

もし歴史を遡って歴史上の人物に会えるとしたら、明治維新の志士たちの姿をぜひ見てみたいと思います。
西郷隆盛勝海舟坂本龍馬山岡鉄舟などの人物のオーラを直接に見てみたい気がしているのですが、同時に新選組のメンバーにも「怖いもの見たさ」で会ってみたいですね。

新選組武装集団なので、剣の達人がそろっています。
第一、創業者である近藤勇芹沢鴨自身が相当の剣の使い手なのです。
この2人のそれぞれの道場の門下生が、初期の新選組の隊員に数多く参加しています。
京の街では「泣く子も黙る」存在になり、次第に羽目を外す人間も出てくるわけです。
芹沢鴨のグループが、カネをたかったり狼藉を働いたりして、新選組の評判を落とすような行為をしだすと、近藤勇はこの一派を暗殺してしまいます。

局長の近藤勇や副局長の土方歳三(ひじかたとしぞう)の写真も残っています。
近藤勇は相当コワモテの顔ですが、土方歳三は超イケメンでもあり、現代の二枚目映画俳優でも十分通用します。
実際ムチャクチャ「モテた」ようです。

新選組での剣の達人ベスト3は、永倉新八沖田総司、そして斎藤一と言われています。
沖田総司結核で若くして病死してしまうのですが、永倉新八斎藤一は維新後も生き残って70代で亡くなっています。
坂本龍馬を殺害したのは、斎藤一だと言われています。
竜馬暗殺犯は左利きだったのですが、斎藤一もまた左利きでした。