サミット後の伊勢神宮

伊勢神宮に来ています。
月に1度参拝するのですが、前回、前々回で気がついたことは警察官の多さでした。
今回、サミットも終わり、ようやく落ち着いたのではないかと思っていたのですが、サミットが宣伝効果をもたらしたのか、随分と人が多くなっていました。

中国人もよく見かけます。
台湾からか、香港からか、それとも中国本土からかはよく分からないのですが、近づいて言葉を聞くと中国語です。
観光スポットとして有名な内宮だけかと思っていたら、外宮でも中国語を話す人たちを見かけ、ちょっとビックリしました。

サミットでは各国首脳がそろって御垣内(みかきうち)参拝をしました。
御垣内で二礼二拍手一礼を各首脳がしたのかどうかはわかりませんが、スピリチュアル的に言うと、御垣内に入るということ自体が天照大神(アマテラスおおみかみ)に帰依するという意味を持つのだそうです。

もし安倍首相が意図してそこまで持って行ったのであれば、作戦勝ちどころか、「大戦略」勝ちであります。
私自身、伊勢神宮で安倍首相をすぐ近くで見かけたことがあります(奥さんもご一緒でした)。
安倍さんご自身も、伊勢神宮のスピリチュアル的な素晴らしさを十分にわかっていて、サミットを伊勢志摩に決めたのだと思います。

私は神宮を訪れた時は、いつも同じホテルを利用しています(ついでに言うと毎回同じ部屋が用意されています)。
そのホテルのレストランは、いつも以上に賑(にぎ)わっていました。
これもサミット効果かもしれません。

そのホテルの人に聞くと、サミットの間は日本人宿泊客は少なかったらしいのですが、その分外人客で満室となったそうです。
海外のマスコミや政府関係者だけでなく、一般の旅行客も多かったとのこと。
これを機に伊勢志摩が観光スポットとして、海外でその存在感を大いに発揮してくれることを願っています。

外宮と内宮を参拝して回ると、2時間半ぐらいかかるのですが、その間に普段の生活で身についたケガレが落とされていくような気がします。
私にとっては観光ではなく信仰なので、真剣な気持ちで神宮内のお社(やしろ)を回っていっています。

神宮参拝の真骨頂は「早朝の御垣内参拝」にあると思うのですが、今回もまた大いなる安らぎを与えていただき感謝です。