正月休みに思うこと

年末休みに入って“いっぱい”本が読めると楽しみにしていたのですが、これが全然読めなくて少々焦りました。
12月28日は会社には出なかったものの、丸1日仕事。
夜もすべてデスクワークに使ったので、結局1冊も読めず。

29日は家で雑用を片づけ、夜は勉強会の仲間との会食。
30日は家族と大阪のホテルで食事。
うっぷんを晴らすがごとく、31日の夜は8冊ほど本を読みました。
それにしても会社に行っているわけでもないのに、昼間全然読めないのは不思議でもあります。

自分がやりたいことが出来ないのは、ルーティンワークがあるからだと思い込んでいたのですが、会社が休みでルーティンワークがなくても出来ないことが分かり、ちょっと危機感のようなものを感じています。

本を読んだり、自分のまわりの「成功者」を観察したりすると、結局「働いた者勝ち」という気がしてきました。
特に若い時は、1日10数時間365日働いている人が少なくないのです。
ふつうは中々それだけ働けません。
人と違った体力や根気や覚悟の持ち主が勝利を得ているのは、どうやら間違いがないようです。

私は元々体力がないので、1日の労働時間数が足らない分、長生きして働こうと思っています。
いずれにせよ「休まず歩き続ける」生き方をしようと思っています。
その時に「歩き続ける方向」を間違えないようにすることは、もっと大事なことだと肝に銘じています。

当社は創業70年近いのですが、私が経営に携わってからでも30数年。
同じことをしているつもりなのに、振り返ってみたら事業内容は“どんどん”変化していっています。
時代も変化していっているし、会社の中身も変化しています。
早い話が、経営者や既存の社員の年齢は、毎年1歳ずつ増えていきます。

ITが世の中に出てからは、特に事業や商品の変化が激しくなってきました。
レコード針やカメラのフイルムのように、商品自体が消え去る事態が、あちこちで平気で起こっています。
同じ不動産業なのに、旬の事業や商品はその時代によって違ってくるのです。
自社の得意不得意もあります。
時代の変化や、それへの対応を常に考えていないのは、経営者の怠慢以外の何物でもありません。