ザルツブルグ4日目

今日は「ヘルブルン宮殿」へ。
いたずら好きの大司教によって建てられた館。
いろんなところで水が飛び出してくる仕掛けがしてあります。
スペイン人の団体と一緒で「きゃあ、きゃあ」とけっこう盛り上がっていました。

昼はホテルの近くの旧市街に戻り、1500年代から営業しているという「ツム・モーレン(Zum Mohren)へ。
モーツアルトシューベルトも通ったというお店です。
店の中の感じもよく、料理も待たせず、しかもおいしい。
久しぶりに食事らしい食事を食べた感じがしました。
それまではホットドッグが一番おいしかったのです。
ザルツブルグの食事の印象が、危うくホットドッグで終わるところでした。

懐の具合が寂しくなってきたので、クレジット・カードでATMから現金を引き出しました。
やっぱりキャッシュはたっぷりあった方が、気持ちが豊かになりますね。

昼からはホテルの部屋で、ゆったりと本を読みました。
今回は骨太の本を持ってきました。
『反転』(田中森一幻冬舎・1,700円)はムチャムチャ面白かったです。
副題が「闇社会の守護神と呼ばれて」なのですが、バブル紳士も政治家も闇組織の人間もすべて実名で出てきます。
新聞では分からない、びっくりするような内容が、淡々と語られていき、これに引き込まれない人はまずいないと思います。

私の評価はAAA。
魂の向上が図られないとAAAはつけないのですが、これはあまりに面白いので、例外的にAAAです。
『P・F・ドラッカー理想企業を求めて』(エリザベス・ハース・イーダスハイム・ダイヤモンド社・1,800円)も、読んでるうちにイノベーションへの意欲が沸々(ふつふつ)と湧いてきました。
なぜか海外旅行で本を読むと、すごく触発されることが多いのです。