2007-04-11から1日間の記事一覧

土地地価の公示価格は、全国平均で16年ぶりに上昇。 これは3大都市圏や地方中核都市の急激な値上がりが引き上げたものです。 金余りによる地価上昇が、局地的バブルを引き起こしました。 関西は京都・芦屋・西宮などが上昇しました。

高値で仕入れた業者物件が市場に滞留してきました。 業界在庫が増えていて、いつか来た道。 ファンドの動きに目をやると、外資系ファンドは攻勢を強めているところがまだあるのですが、国内ファンドは一服感。 外資が強気なのは、為替の関係で日本の不動産が…

新築分譲住宅の売行きは厳しく、首都圏の新築建売りの成約率は20%ダウンしています。 中古マンションの価格は、新築と比べるとまだ割安感があり、割安感がなくなるまで価格は上昇しそうです。 東京都心は特に値上がりが急ピッチ。

東京圏でのオフィス系の需要は高まってきています。 店舗の需要も高いのですが、消費者金融が店舗を急速に減らしています。 不動産業でも、法人仲介など、企業にかかわる業務をしているところは好調のようです。

居住用の賃貸市場は相変わらず苦戦が続いているのですが、不思議なことに新規の供給は続いています。 小さくなっていく賃貸市場のパイの中での顧客の奪い合い。 泥沼化は避けられない状況です。

最近の不動産市況

不動産は二極分化の傾向がハッキリしてきました。 地域間でもそうですし、個別でもそうです。 居住用は利便性のいいもの、投資用は収益性の高いものの人気は高いのですが、それ以外はちょっと置いてきぼりの感があります。