2006-12-09から1日間の記事一覧

渡部昇一先生もおっしゃるように「今の学校制度をよくするには、塾を正規の学校として認める」でいいのではないでしょうか。 また株式会社の学校があってもいいと思うのです。 自由な競争原理が、教育界にも入ってきていい時期に来ていると確信しています。

ある高校3年生の生徒から聞いた話。 同じ「日本史」でも予備校の授業の方が、学校の授業よりも圧倒的に面白い。 これもやっぱりおかしな現象だと思うのです。

私はある三流の私立中学の出身ですが、猛勉強の末、関西学院高等部に入学することができました。 その授業の面白さ、魅力ある先生など、前にいた中学校と比べると、同じ学校でもこんなにも違うものかと、驚いた経験があります。

今、ドイツ語のクラスで勉強していますが、これは各自が必要な費用を分担して支払っています。 生徒(平均年齢はたぶん50歳代後半)の学習意欲もムチャクチャ高く、従ってドイツ人の先生もこのクラスを教えるのが楽しい様子。 つまり学習する者が自分でお金…

大学などでも、先生は教えたくない授業を教え、学生は受けたくない授業を受け、親は払いたくない授業料を支払う。 ちょっとどこか間違っているような気もします。

学校給食費を支払わない親がいるという記事を新聞で読みましたが、民間企業なら、そういう不良取引先とは当然手を切るわけです。 義務教育という枠にとらわれ、そういったことが出来にくいのも具合の悪い仕組みですね。

公立学校には倒産ということがありません。 だから先生も生徒も安心してダレてしまえる、という印象を強く持ちました。 淘汰の原理が働けば、そういうわけにはいきません。

塾を学校として認めてしまえば

荒れた公立中学校を立て直した校長先生とお話した時「倒産というのは、資本主義の悪い面だと思っていたけれど、ひょっとしたら、けっして悪くないことなのかもしれない」と思ったことがあります。