「本」持ち人生

「金持ち」人生というのは“なかなか”魅力があり、中小企業のオーナー経営者であれば、当然そこを目指しているはずです(もちろん私も)。

 

一方、「人持ち」人生というのもあり、幾多もの友人を持ち、交友を楽しんでいる人たちがいます。

 

仕事でもシッカリとした人脈を持ち、仕事以外のグループでも活躍し、趣味も多彩な人が多いように思います。

 

私も若い頃は20ほどの勉強会や異業種交流会や奉仕団体に入っていましたが、バブル崩壊とともに、すべてやめてしまいました。

 

そしてその時に築いた人脈は、今はもう全く残っていません。

 

「時間持ち」人生というのもあります。

 

これは暇を持て余す生活といったものではなく、たっぷりとした時間を持って社会に貢献するという生き方です。

 

ビジネスマンとして成功した人が70代になり、人が喜ぶ活動をしたいと、ボランティアに勤(いそ)しんでいるケースがあり、それはそれで立派だと思います。

 

私は唯一、人に負けないものがあるとしたら「本」持ち人生。

 

20代前半のときに渡部昇一先生と出会い、それ以降、本持ち人生に拍車がかかりました。

 

本が自宅に入りきれなくなり、すぐ近くのワンルームマンションの一室に、新しい書庫をつくります。

 

完全に道楽ですが、もう一生このまま突っ走っていくことにします。