母親が介護施設に行き、1年経ちました。
母は機嫌よく過ごしているのですが「もう前の場所に戻ることはないと思うので、荷物を処分して、スペースを自由に使ってほしい」との申し出がありました。
片づけには相当の時間がかかりそうですが、もとより捨てたり、片づけたりするのは得意なので、時間を見つけてはセッセと作業をしています。
嬉々(きき)と作業をしているのですが「実に余分なものが多い」というのが最初の感想でした。
母は昭和の人間らしく捨てることができずに、例えば紙袋なども一生使っても使いきれないほど「保存」されていました。
衣類も食器類も家電製品もタンスも、業者さんに粗大ごみとして引き取ってもらいます。
したがって「選別しなければ」とか「売ってみたら?」とか余計なことを考えなくていいので、捨てる作業自体がストレス解消になります。
肉体労働は得意だし、楽しくて仕方がないのですが、もしこれを嫌々やっていたなら、実に苦痛だと思います。
「捨てれば浮かぶ」、すなわちモノを捨てると運気が上昇する経験を何度もしているのですが、今回もまた(自分のモノを捨てるわけではないのに)同じような感じがしているのです。