経営コンサルタントの一倉定先生は、口を酸っぱくして経営計画書の必要性を説いておられました。
私も毎年書いて、来賓を招いて経営計画発表会まで行っていたことがあります。
が、経営計画書を書いたものの、いつの間にか念頭から消え去り、実行に向けて進むことが少なかったようにも思います。
5年後の「目標バランスシート」など、作業が細かすぎて難しく、また大風呂敷を広げた計画なども、自分自身「何かウソっぽい」と感じていました。
会社を思い切ってダウンサイジングさせたあと、会社と自分との目標を絡(から)ませた「経営・人生統合計画書」を書き出しました。
するとスッキリと頭に馴染み出したのです。
ワードで書いているのですが、不定期で見直したり、書き加えたりしています。
「向かっていくべき方向」や「会社や自分のコンセプト」や「夢や目標」や「人生訓」や「行きたい神社リスト」など、ありとあらゆるものを書き入れています。
中には「成し遂げたことリスト」などもあり、これを読むと「結構頑張ってきたじゃん!」と元気が出たりします。
そのリストの中にそっと、いくつかの「実現させたい夢」を忍び込ませているのです。
潜在意識は過去と未来の区別がつかないので(ついでに言うと自分と他人の区別もつきません)、こうして達成したことの中に未達の夢を入れておくと、勘違いして実現させてしまうことを実は期待しているのです。