株が上がるのか下がるのかを予測するコンピュータ・ソフトがあります。
そのソフトを使って、株の売買を行おうと試みたことがあります。
デイトレードとはいかないまでも、かなり短期の売買になります。
そうするとどうなったかというと、株価の動きが気になって、本業に集中できなくなりました。
気持ちが落ち着かないし、仮に儲かったとしても、ちっとも楽しくありません。
一度、株で大きく含み損を持った時期があり、どうにも気持ちが上向きにならないので、思い切って損切りしたことがあります。
損切りしてどうだったかというと、不思議なことにあまり損した気持ちにならなかったのです。
損したのは「過去の自分」であって「今の自分」ではないからです。
また「損した」とは言え、それは観念上のことだけであって、むしろ現実にはキャッシュが入ってくるわけです。
ところが話には続きがあり、その時に損切りせずに今なおその株を持っていたら、大きく株価が上昇したので数千万円の儲けとなっていたはずなのです。
「幻の大儲け」でありました。
まこと株は「買えば下がる。売れば上がる」のであります。
才能がないので株はもうやめようと思っていたのですが、今は高配当株のみを厳選してポツポツと買い増やしています。