85歳の現役投資家の本を読みました。
その人は今は一人暮らしで、月収は150万円。
老後でも収入が毎月安定して入ってくるシステムを、若い時から作っておくべきだと改めて思った次第です。
この人の投資対象は主に不動産で、株の話はほとんど出てこなかったように思います。
政党新聞の記者を長いあいだ勤め、そのあと独立し、文筆業で生計を立てていました。
ベストセラーも何度か書いて、数千万円の所得があった時もあるようですが、いつもベストセラーが出るとは限りません。
やはり「投資」という、もう一つの経済的柱を立てていないと、晩年の生活はちょっと苦しかったのではないかと思います。
この人は経済的な成功者ですが、プライベートの面では色々と苦労してきたようです(私はむしろそちらの方が参考になりました)。
そもそも独立したキッカケも、上司のパワハラが原因とのこと。
一人娘がいるのですが、今は疎遠。
心臓の持病があり、数えきれないぐらい救急車のお世話になったそうです。
高校時代「マドンナ」と呼ばれた妻と結婚したのですが、20年前に死別。
その後、2度結婚しますが、2度とも失敗。
つまり今は「バツ3の独身」ということになります。
最愛の初婚の妻でしたが、のちに点と点がつながり、妻の不倫の疑いが出てきて、その点は今もモヤモヤしているのだそうです。
知人からの借金の申し込みも、今まで10件やそこらはあり、その都度「悪いが私も借りたい。貸してくれないか」との相打ちで避けたとのことです。