失敗例の方が参考になる

成功した会社経営者の本をよく読むのですが、その人の真似をしたからといって、同じように成功するわけではありません。

 

私は不動産業界のことしかわかりませんが、たまに「商売の天才」のような人がいます。

 

が、いつまでも成功し続けるかと言えばそうでもなく、どこかでドツボにハマったりするのです。

 

中には上場まで持っていく人もいるのですが、例え上場したとしても、そのあと債務超過に陥ったりすることがあり、いかに「成功し続ける」のが難しいかということでもあります。

 

人が成功した本を読んでも、あまり参考にならないのですが、失敗した事例は実に参考になります。

 

「そのようにしたら失敗するのだ」ということが分かれば、失敗するようなことをしなければいいだけの話であります。

 

酒、異性、ギャンブルで失敗するなんていうのは論外ですが、過労で倒れたり、信頼していた社員に裏切られたり、人に騙されたりすることはよくあります。

 

それらの原因を客観的に見ていくと、十分に防止策を取ることができるように思うのです。

有難いことに不動産業は、夜に働かなくてもいいのです。

 

むしろ早起きの人が成功する業界です。

 

私も勉強会や人脈作りのために、若い頃は夜に出かけることが少なくありませんでした。

 

が、今から思えば「百害あって、一利『あり』」程度でありました。