そこそこ有名な経済評論家の著書を読んでいると、その年収は3,000万円とのことでした。
普通は自分の年収など詳(つまび)らかにしないのですが、その著者はガンで余命が限られていたので、本音で最後の著書を書いたのでした(残念ながら、そのあと亡くなられました)。
経済評論家で年収3,000万円だと、多分トップクラスではないかと思います。
それが多いのか、少ないのかの判断は、人によって分かれると思いますが、著者自身は不足を感じることはなかったようです。
ちなみに著者は酒が好きで、誘い合って飲む友人は50人ほどもいたようです。
それはそれでバランスの取れた幸せな人生だったのではないかと思います。
さて「年収問題」に戻ります。
商売をしている人や、会社の経営者や、開業医だと、年収3,000万円クラスはゴロゴロいるのではないかと推測します。
しかし、それで資産が築けるかというと、それはまた別問題です(そういう人たちは、出ていくお金も多いのです)。
会社を一代で大きくし、それを何億、何十億で売却してキャッシュを残すケースもあるのですが、これは誰でもができる方法ではありません。
本業に打ち込み、余ったお金をコツコツと株や不動産に投資していくのが、凡人のやり方としては一番いいのではないかと思います。
逆に、株や不動産への投資なしでは、なかなか「これといった資産」が残ってこないのも事実だと思うのです。