神様に呼ばれないといけない神社というのが2つあり、どちらも奈良県の山奥にあります。
一つは「天河大辨財天社」で、もう一つは「玉置神社」です。
ナビで調べると「天河大辨財天社」は自宅からクルマで2時間ほどの表示で「それなら行ける!」とばかりに、今回の日帰り神たびとなりました。
自分で「行ける!」と思っても、なにせ「神様に呼ばれないと行けない」わけで、実際、やや不安でもありました。
行こうと思っているのに天候悪化でたどり着けなかったり、ナビがおかしくなって目的地に行けなかったりしたことは、ネットの投稿を見てもよく書いてあります。
「新東名」や「山陽道」などのように、立派な高速道路が通っているところだと、同じ2時間でも気が楽なのですが、山道を走る2時間はチョットつらいのです。
そういう理由もあり、今まで行きたいのに行けなかったところです。
その時点ですでに神様に呼ばれてなかったのかもしれません。
ほかの「神たび」の時と同じように、今回も早朝5時45分ぐらいに自宅をスタートしました。
途中、1か所、高速道路を降り間違え、一挙にナビの到着時間が30分延びてしまいました。
本当なら、もう山の中を走っていなければならない時間なのに、いまだに街中を走っており「ひょっとして神様に呼ばれてないかも」とチョッピリ弱気になったりもしました。
が、無事「天河大辨財天社」に到着し、うれしかったのです。
山の中の神社なのに、観光バス専用の駐車場まであって、人気の高い神社だということがよく分かります。
大峰山も近いので、かつては修験道の拠点の一つだったのではないかと思います。
神仏混交だったものが、明治時代の廃仏毀釈で、神社として残ったのかもしれません。
ご祭神は弁財天です。
市杵島姫(いちきしまひめ)と同一視される方ですが(畏れながら)ちょっと波動が違うような気もします。
弁財天ご自身も純粋な日本の神様ではないし、弁財天と市杵島姫とが同一の神さまかどうかがよく分からなくなりました。
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この階段を登ったところに本殿があります。
(本殿は写真不可なので撮っていません)