私が所属していた大学の柔道部は100年以上の歴史があります。
戦前は全国制覇したこともある強豪でした。
戦後は全日本学生柔道大会での3位が最高です。
私の前後の学年は学園紛争のせいでスポーツ推薦がなくなり、やはり一般入試の部員だけでは中々いい成績を上げることができません。
年に1度、OB総会があります。
そこでの先輩や後輩を観察していると、いろんなことに気づきます。
その一つは、柔道の強い弱いと、社会に出てからの健康は全く相関関係がないこと。
また寿命の長さも関係がありません。
あれだけ柔道が強かった人が、こんなにもあっけなく亡くなるものかと驚くことがあります。
毎年1万円のOB会費が必要なのですが、毎年きちんと支払う人もいれば、全然払わない人もいます。
私は卒業以来、完璧に納入してきましたが、こんなちょっとしたことが、その人の運気に影響するような気がしています。
大学の柔道部なのに白帯で入ってきた先輩がおり、当然レギュラーにならなかったのですが、4年間柔道部を続け、卒業後は立派に会社を経営している人がいます。
あるいは80歳を超えているのに若くてスマートで、いつもニコニコしている先輩がいます。
OB総会に出席し、こういった人たちを見るだけでも勉強になるのです。