いくつかの大企業を顧問先に持っている、弁護士事務所がありました。
そこに所属する弁護士たちは、いつの間にか朝型生活になっていたそうです。
というのも顧問先の社長がみんな早起きで、早朝から会社に出ていたからです。
土光敏夫さん(若い人は知らないかな?)と初めて会ったときは、アポイントの時間は朝の7時20分だったそうです。
土光さんに限らず、たいていの社長は朝6時半までには会社に出ていたとのこと。
私は今は夜に読書時間を取っていることもあり、どちらか言うと夜型生活なのですが、30代、40代は典型的な朝型生活でした。
そのころ、自分以外にも朝4時起きの人を何人か知っており、経営者のほかにも普通の主婦や自営業の人がいました。
それらの人たちに共通していたのが、どの人もビシッとした信頼できる人だったということです。
仮に朝6時に出社すると、始業時の9時までには、デスクワークなどはすべて完了してしまいます。
9時から仕事を始めようというのと、9時には仕事が既に終わっているというのでは雲泥の差です。
「早起きは3文の得」とは昔の諺で、今では「早起きは3億の得」と言います。
これはギャグでも何でもなく、文字通りの真実だということに、数年後に気がつくはずです。