間違った思い込み

私にはいくつかの強迫観念(もしくは思い込み)があり、それらに長いあいだ苦しんできました。

 

ブログでも何度も書いたのですが、一番大きな失敗は「会社は大きくしなければならない」という思い込みでした。

 

とは言え、大きくならないような会社で働いていても面白くないのです。

 

小さな会社でコツコツとストックビジネスを積み重ねていくという、今のような働き方では、若い頃の野心は満足させられなかったと思います。

 

28歳から会社を始め、60歳を超えたころから“やっと”自分が本当に求める理想の状態になりました。

 

「もっと早く気がつけばよかったのに」とは当然思うのですが、それまでの長い苦悩の道のりも、最初から「人生シナリオ」に書かれていたことなのかもしれません。

 

いくつもの挫折を経験したからこそ、傲慢さを捨てることができました。

 

自分で言うのもなんですが、今の私は誰に対してもていねいに話すし、怒ることもほとんどありません。

 

まだ残っている強迫観念に「もっと社交に力を入れなければ、井の中の蛙になる」というのがあります。

 

が、これも最小限のお付き合いでいいのではないかという気がしてきました。

 

「仕事ができて性格もいい」若い人たちをご馳走で釣って、最新情報と刺激を得るのが、最近の私の得意技になってきました。