京都「神たび」 その4

九頭竜大社、晴明神社と回ったあと、護王神社へ。

 

ここは和気清麻呂(わけのきよまろ)を祭った神社です。

 

和気清麻呂は言うまでもなく、天皇になろうとした道鏡の野望を打ち破った人です。

 

和気清麻呂には広虫という姉がいたのですが、この方も何人もの孤児を育て上げた立派な人なのです。

 

神社自体はそんなに大きくはありませんが、やはり人気スポットのようで、いつ行っても参拝客でにぎわっています。

下の写真は、和気清麻呂像です。

和気清麻呂岡山県の和気町出身ですが、一度そちらの和気神社にも行ってこようと思います。

 

道鏡事件のとき、和気清麻呂は37歳だったそうです。

護王神社の「狛犬」はイノシシです。

 

鹿児島に流される途中、和気清麻呂は命を狙われますが、そこに300頭ものイノシシが現れ、和気清麻呂を助けました。

 

したがってイノシシがこの神社のシンボルなのです。

 

地方の豪族が300人もの護衛を繰り出し、和気清麻呂を救ったものと思われます。

 

藤原百川なども、和気清麻呂を支援していたようです。

 

藤原家は政治の実権を握り、権力を独占していたこともありましたが、藤原鎌足をはじめ、3度ほど天皇家の窮地を助けています。

朝9時から12時まで、観光タクシーをチャーターしていたのですが、少し時間が余ったので南禅寺に立寄りました。

 

外人も含めて、観光客は多かったです。

南禅寺の本堂。

臨済宗禅宗)です。

雰囲気のある場所が続いていましたが、時間の関係で今回はここまで。