手元のキャッシュ

ある優秀な経営コンサルタントは、継続して税金の勉強をしているそうです。

 

税金は毎年変わるし、勉強しているうちに経営への応用に気づいたりすることがあるからです。

 

経営コンサルタントなので、税理士とはまた違った切り口で税金をとらえており、この人の著書を読んで私も「目から鱗」の経験をしたことがあります。

 

かつては「税金のことを勉強している暇があったら本業に精を出すべき」と思っていました。

 

確かに正論なのですが、税務に精通するのはむしろ経営者の責務ではないかという気が今はしています。

 

経営で一番大事なのは「手残りのキャッシュ」です。

 

手元のキャッシュが極端に不足すると、ひどい場合は黒字倒産だって起こりえます。

 

税引き前利益の段階で安心していてはダメで、きちんとした合法的な節税で、会社にキャッシュを残していかなければならないわけです。

 

税金を払うのがイヤだからといって、ムダな経費を使う経営者がいますが、大事なキャッシュを社外に出してしまうのは愚の骨頂です。

 

税務や会計に詳しいと、経営の大きな武器になります。

 

最初はよく分からなくても、継続して勉強しているうちに、段々と面白くなっていきます。

 

これからも「税金」や「会計」の新しい本が出たら買って読もうと思っています。