亡くなったあと神社にまつられる天皇は、やはり偉大な天皇です。
中には不遇で亡くなり、その魂をいやすために作られた神社もあるのですが、それらは例外といってもいいでしょう。
例えば壇ノ浦の源平合戦で、わずか6歳で亡くなった安徳天皇をお祭りする、下関の赤間神宮などがそうです。
先日訪れた金毘羅宮の主祭神は大物主神ですが、崇徳天皇の神社もありました(崇徳天皇は保元の乱に敗れ、讃岐に配流、非業の死を遂げました)。
偉大な天皇の神社を挙げると、ますは初代・神武天皇をお祭りする橿原神宮を外すわけにはいきません。
天皇ではないのですが、福岡の筥崎宮や宮地獄神社は神功皇后をお祭りし、ここ3年ほど私は毎年参拝し「神功皇后の追っかけ」をしています。
その息子さんが15代・応神天皇で「八幡」の名前の付く神社はすべて応神天皇を祭っています。
源氏が崇拝した鎌倉の鶴岡八幡宮などが有名ですが、八幡神社の総本社は大分県の宇佐神宮で、八幡系の神社が日本で一番多く存在しています。
平安神宮にまつられる、50代桓武天皇は都を平安京に遷都された方です。
122代明治天皇は、日本が「坂の上の雲」を目指した時代の天皇で、広大な明治神宮が国民の熱意でつくられました。