会社や個人のコンセプトづくりはとても大切で、それらを作り上げると、自分が期待している方向へ進むスピードが速くなります。
ある経営者専門のスーツの仕立て屋さんは「経営者の生きざまを紐解き、輝く人生を仕立て上げる」というコンセプトを打ち出しています。
そして注文主は出来上がったスーツを通して「経営理念を身にまとう」わけです。
そのためには最初に1時間以上ジックリと、顧客である経営者の話を聞き、その人にふさわしいスーツを作り上げるという寸法なのです。
スーツよりもコンセプトづくりの方に興味があり、私もそのお店を訪問しました。
その仕立て屋さんは一流有名私学を卒業していて「言語力」も抜群で、私の話を聞いたり、ブログを読んだりして、私自身のコンセプトを見事に作ってくれました。
それを若干手直しして「上機嫌力で進化し続ける旅人投資家」という個人のコンセプトと、「身の丈投資で、世の中の便利を増やす」という会社のコンセプトに仕立て上げました。
従って時間もお金も結構かかっているのです。
ファッションと装飾の仕事をしている、ある女性経営者は「『わくわく』を心の真ん中に」を個人のコンセプトに「帝塚山スタイルで人生をカラフルに」というのを会社のコンセプトにしています。
つまり「わくわく」を原動力にし、まわりの人たちを「きらきら」輝かせたいということなのです。