遊び人は経営者になるな!

会社の創業者によくあるタイプですが、自分のあらゆることを犠牲にし、自分だけでなく家族も犠牲にして、会社を大きくしてきたという人がいます。

 

私も若い頃はすべてを会社経営に打ち込んできたのですが、会社はそんなに大きくなりませんでした。

 

それどころか今はとても小さな会社になっています(そして安定しています)。

 

先日も経営コンサルタントの方とお話ししていたのですが、やはり経営者は基本的にマジメでなければいけないし、勤勉でなければ、これまたどうしようもないようです。

 

その経営コンサルタントは後継者育成の勉強会を主催しているのですが、わざわざ勉強会に出てくる人で、トコトン遊び好きの人というのは“やはり”少ないそうです。

 

が、中には例外もいて、そういう人は早死にしているとのこと。

 

地域の若手経営者会のような組織に所属している人も少なくありませんが、その組織の幹部になればなるほど、自分の会社がおかしくなっていることが多いのです。

 

本業をほったらかして、会での付き合いや奉仕事業にウツツを抜かしている間に、会社が倒産したり、家庭が崩壊したり、体を壊したりしている例を数限りなく見てきました。

 

カリスマ経営コンサルタント一倉定先生は、経営者が経営を顧みず、そういった団体で活躍することをひどく嫌っておられました。

 

かなり大きな会社の若手「遊び人」経営者が4人おり、誘い合って朝4時まで飲み歩く生活を続けていたところ、そのうち2人は会社倒産、あとの2人は何らかの不祥事で逮捕されたという実例も知っています。