会計には「財務会計」と「管理会計」があり、前者は過去の数字を整理する会計で、後者は経営に生かす将来の数字を相手にするものです。
「管理会計」と名付けたのはちょっと具合悪く、「経営会計」に変えるべきだという気がしています。
明治時代の日本人は欧米の概念や先端技術の単語を実に見事に訳しています。
例えば「中華人民共和国」という名前の、「人民」も「共和国」も明治の日本人が作り出した言葉です。
ところが会計の分野だけは、実に厄介千万な訳をしているのです。
その最たるものが「借方」・「貸方」という呼称。
これなど単純に「左側」・「右側」と名づけるべきではないでしょうか。
要は右側が資金の「調達」で、左側がその「運用」だけの話であります。
「借方」・「貸方」などというから、なぜ「売掛金」が「借方」にあり、「借入金」が「貸方」にあるのかが分からなくなります。
こんな罪作りな訳をしたのは一体だれなのかということですが、なんと福沢諭吉とのことです。
「貸借対照表」なんて言葉も「バランスシート」もしくは単に「BS」でいいのではないでしょうか。
簿記の原価計算などでも、固定費を各製品に割り振ってく考え方など、事業経営の判断を狂わすものだと以前から感じていました。