習近平は、中国の崩壊をもくろむ敵対国が、中国に送り込んだ工作員ではないかと思えるほど、内政、外交ともに数々の手ひどい失敗を繰り返しています。
民主国家であれば、そのどれか一つの失敗でも、総理大臣が失脚するか、もしくは政権交代が起こるような致命的な失敗の連続です。
かつてのソ連は、内部改革ができないまま、その矛盾がたまり、結局、国自体が崩壊しました。
このままいけば、たぶん中国も同じような道を歩むのではないでしょうか。
逆にこれだけの大失敗を重ねても(少なくとも外部から見れば)政権がピクリともせず、国の体制がそのまま維持できているのは驚異(脅威)です。
どんな失敗を犯したかというと、まずはコロナ対策としての上海封鎖。
人口2,500万人の(経済的に発展した)大都市を2か月にわたり封鎖するなど狂気の沙汰です。
次に学習塾を壊滅状態に追い込みました。
教育は次の世代への投資という意味合いがありますが、これなど「抜け駆けで賢くなってはいけない。みんなでアホになろう」政策そのものではないかと感じます。
もっと大きな失敗はIT産業を目の敵にし、自由な起業家精神をぶっ潰したこと。
GDPに大きく貢献し、中国人の生活に浸透しているアリババやテンセントを締め上げました。
アント・グループの上場に待ったをかけ、これだけで何千億円(ひょっとしたら兆を超える)の損失を中国経済にもたらしました。
何よりも中国の若い起業家たちの「やる気」をそいでしまったのは致命的です。