退屈な投資に耐える

「切った張った」のキャピタルゲイン狙いに比べ、インカムゲインは実に地味です。

 

株式投資でも不動産投資でも、キャピタルゲイン狙いは「投資」というよりも、むしろ「投機」と呼んだほうがいいような気がします。

 

当社の「お金をためて、コツコツと収益不動産を増やしていく」方式などは、時間もかかるし、バデな場面もほとんどありません。

 

いわば「退屈な投資」に耐えなければならないわけです。

 

退屈な時間を遊びで消費してしまうのは実にモッタイないので、私はその時間をブログ書きと読書と語学に使っています。

 

13年間1日も休まずブログを書き続けていることに自分でも驚いているのですが、負担を上回るメリットがあるので継続できているのだと思います。

 

ブログ書きの隠れた効用に、自己顕示欲が満たされるというのがあります。

 

「世の中に認められたい」とか「自分をもっとアピールしたい」とか「見栄を張りたい」といった欲求は誰にでもあると思うのですが、ブログを書いている間にそれらの欲求が昇華され、消えていくように思うのです。

 

ブログを書いてきたおかげで、そこから3冊か4冊の本が出版できたのですが、もうそれだけで余計な欲や力(りき)みが消え、本業に集中できる体勢になります。

 

そうでなければもっとたくさんムダな時間を使っているはずです。

 

一つの収益物件を購入して次の収益物件に移るまでに、1年ぐらいの時間がかかります。

 

そのあいだ何もせずに、ずっと待っていなければならず、自分が読書と語学に打ち込んでいるのはそういった理由があったのかと、いま気がついた次第です。