関西に住んでいると、東京より向こうの地理がよくわかりません。
東京の人だって鳥取県と島根県の区別がつかないと聞くので、そう恥ずかしいことではないかもしれないと思っています。
関東甲信越が梅雨入りしたというニュースがあり「甲信越ってどこのこと?」と聞かれたことがあります。
「甲」は武田信玄の「甲斐」の山梨県、「信」は信州の長野県、「越」は「越後」の新潟県だと、とっさに答えることができました。
実はつい最近まで、新潟県は東北地方に属すると思い込んでいました。
関東地方は「東京」、「神奈川」、「千葉」、「埼玉」まではスッと出てくるのですが、あとの北関東の3県が分からず苦戦します。
「栃木」、「群馬」、「茨城」だと思うのですが、どういう位置関係にあるのかは頭に全然浮かびません。
栃木県出身の「U字工事」の漫才の中で「栃木はいつまでも関東5位の位置に甘んぜず、FA宣言して東北地方に入って大きな顔をしたほうがいい」というのがあり、思わず笑ってしまいます。
太平洋と日本海の両方にまたがっているのは兵庫県だけのようですが、阪神間に住んでいると、同じ兵庫県でも例えば姫路などへの親近感はほとんどありません。
むしろ大阪府の池田市や豊中市や箕面市のような北摂地域のほうが圧倒的に身近に感じます。
クルマ旅を始めてから、日本の地理が体感的に分かるようになりました。
クルマ旅を続ける体力や運動神経がいつまで続くかは不明で、今のうちにセッセと行きたい所に行っておかないと、死ぬときに後悔すると思うのです。
今年行く旅はほぼすべて決めたので、来年の手帳が手に入ったら、さっそく予定を決めていこうと思っています。